9つの都市宣言

交通安全都市宣言

交通安全都市宣言

経済の伸展に伴う都市交通のふくそうは、いよいよ激化し、これによる交通事故も遂年増加の一途をたどり、まさに大きな社会問題となっている。
わが泉佐野市の交通事情もきわめて深刻であり、人命に対する脅威は、日ごとにつのるばかりである。
このように市民生活をおびやかす交通の惨禍をさん除して、その安全を確保し、市民の福祉をまもることは、地方自治体の義務である。
当市はこのために必要な道路施設はもちろん環境の改善刷新を強力に推進するとともに市民自らの交通ルールの実践により明るく住みよい都市を実現すべくここに泉佐野市を「交通安全都市」とすることを宣言する。
昭和37年1月23日

暴力排除都市宣言

暴力排除都市宣言

最近における暴力事件は、激増の一途をたどり、善良なる住民を恐怖と不安におとし入れ、あまつさえ、暴力組織同士の抗争によって平和であるべき住民を傷つけ、または死に歪らしめていることは、法治国家として看過できず、まことに憂慮すべき事態というべきである。
今にして、あらゆる暴力行為を絶滅しない限り、憲法に規定されている生命、自由および幸福追求の権利が無視され、基本的人権の行使と平和な日常生活の安定はとうてい望むべくもなくひいては、民主国家建設の大理念達成も期しがたいところである。泉佐野市は、市民の平和で民主的な生活を守るため、あらゆる関係機関との総合的連けいをたもち民主社会の公敵たる暴力絶滅と暴力排除の態勢をを確立する。
いっさいの公共施設から暴力組織を締め出し、市民の総力をあげて粘り強い暴力追放の一大運動を展開し、暴力のない、明るく住みよい都市の実現を期する。
ここに泉佐野市を暴力排除都市とすることを宣言する。
昭和40年3月12日

青少年を守る都市宣言

青少年を守る都市宣言

未来を創造する健全な青少年の育成は全国民の願いであり、かつ重要な課題である。
本市においても、青少年が真理を追求し、勤労を尊び、人間愛の精神にみち、そのほこりと責任をよく自覚し、人生に明るい夢と希望のもてるような環境と社会資源の整備および開発に努めるとともに、家庭、学校、社会のすべての関係者が協力して青少年の非行化防止のためにあらゆる活動を推進していくことが、極めて重要であると認め、ここに豊かにして実り多き泉佐野市の躍進を希求して、本市を「青少年を守る都市」と宣言する。
昭和46年1月18日

人権擁護都市宣言

人権擁護都市宣言

我々は日本国憲法に基づき、基本的人権を人類普遍の原理として享有し、保障されている。
しかるに、近代文明の飛躍的な向上は、一方において人間疎外、社会意識の希薄、道徳心の欠如、法秩序軽視の風潮をもたらし、基本的人権を阻害する事象を生みだしている。
こうした社会情勢のなかにあって、人権意識の高揚を図り、真の民主社会建設を目指し、ここに「人権擁護都市」を宣言し住みよく明るい泉佐野市実現にまい進するため、市民の総力を結集せんとするものである。
昭和53年3月28日

非核平和都市宣言

非核平和都市宣言

真の恒久平和と安全は、人類共通の願望である。
しかしながら、近年世界における軍備の拡張は依然として続けられ、世界平和に深刻な脅威をもたらしていることは、全人類のひとしく憂えるところである。
わが国は、世界で唯一の核被爆国として、全世界から永久に核兵器を追放するため全力を注ぎ、再びその惨禍を絶対に繰り返させてはならない。
わが泉佐野市においても日本国憲法に掲げられた恒久平和の理念を市民生活の中に生かし、継続させていくことが地方自治の基本条件の一つであり、またこれがなくしては豊かな自然環境と歴史と文化を誇りとするこの優れた環境で健全な心身を養い、幸せと繁栄を願う泉佐野市民憲章のめざすより良い社会環境は望めない。
よって、泉佐野市は、非核三原則が完全に実施されることを願いつつ、あらゆる国のあらゆる核兵器も拒否し、全世界に核兵器の廃絶を強く訴えここに非核平和都市を宣言する。
昭和60年3月28日

健康都市宣言

健康都市宣言

健康であることは、すべての市民の願いであり、人生を豊かにし、活力のある社会を築くことにつながります。また、本市がめざす「ひと」に視点を置いたまちづくりの基盤となるものです。
泉佐野市は、市民一人ひとりが主役となり、お互いに支え合いながら、生涯にわたる健康づくりに取り組むことで「すべての市民が健康なまちいずみさの」をめざし、ここに健康都市を宣言します。
1 私たちは、いつまでも元気で自分らしい生活を送り、健康寿命を延ばします。
2 私たちは、病気の予防や健康増進のために、自らの健康状態を知り、生活習慣の改善に取り組みます。
3 私たちは、一人ひとりが主役となり、家庭、地域などが互いに支え合う環境をつくることで、市民全体の健康を維持します。
平成28年3月23日

国際都市宣言

国際都市宣言

関西国際空港は、1994年(平成6年)9月4日、わが国初の完全24時間運用が可能な国際拠点空港として、泉佐野市沖に開港しました。
このことにより、市民にとって世界はより身近になり、本市ではグローバル化や多文化共生に対応したまちづくりなど、国際化の推進に努めてきました。
世界に開かれた関西国際空港の玄関都市として、さらなる国際化を積極的に推進するため、ここに「国際都市」を宣言します。
1.市民の国際理解をさらに進めます。
2.海外の友好都市との多分野にわたる交流を進めます。
3.在住外国人が暮らしやすいまちづくりを進めます。
4.おもてなしの心を持って訪日外国人を迎えます。
5.人々が異文化を知り、分かち合い、互いの個性を認めて活躍できる環境をつくります。
平成29年3月23日

スポーツ都市宣言

スポーツ都市宣言

生涯にわたりスポーツに親しむとともに、スポーツを通して交流し、市民一人ひとりが生き生きと暮らすことができ、笑顔と活力あふれる泉佐野市を築くため、ここにスポーツ都市を宣言します。
1 私たちは、スポーツを通して、健康なライフスタイルを推進します。
1 私たちは、スポーツを楽しみ、地域の絆を深め、友情とふれあいの輪を広げます。
1 私たちは、スポーツを通して、思いやりの心と、互いを認め合う心を育みます。
1 私たちは、スポーツを通して、広く世界の人々と交流を深めます。
1 私たちは、積極的なスポーツ活動をすすめ、世界に羽ばたく選手を育成します。
平成30年3月22日

歴史文化遺産都市宣言

歴史文化遺産都市宣言

泉佐野市は、先人たちが残した数多くの歴史文化遺産を有します。
本市の歴史文化遺産は、市内全域におよび、それぞれが密接につながり、現在まで伝えられてきました。本市では、古代から近代にかけて、茅渟の海から和泉山脈に至るまで、時間的にも、空間的にも歴史文化遺産が連なりを見せています。
市民が歴史文化遺産を誇りに思い、深く修めることにより、それらは次の世代へ継承されます。そして、多くの機会で歴史文化遺産を広く発信することにより、本市に新たな賑わいが創られます。貴重な歴史文化遺産を学び、活用し、新たな時代につなげることを決意し、ここに歴史文化遺産都市を宣言します。
一 海によって育まれた歴史文化の誇りを未来につなぎます。
一 川によって育まれた歴史文化の誇りを未来につなぎます。
一 野によって育まれた歴史文化の誇りを未来につなぎます。
一 山によって育まれた歴史文化の誇りを未来につなぎます。
令和4年4月20日

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