平成30年11月8日(木曜日)~11月9日(金曜日)熊本県宇土市、熊本市、菊池市、大津町

目的

台風第21号の被害報告及び支援への御礼、菊池市立図書館視察

熊本地震被災地視察(大津町)

随行

木内危機管理室危機管理監、中口秘書課長

応対

(宇土市)元松市長、杉本総務部長、野口総務課長、光井財政課長

(熊本市)多野副市長、井上危機管理監

(菊池市)江頭市長、上田総務部長、山口防災交通課長、川島防災交通課係長、

安永菊池市中央図書館館長

(大津町)田中副町長、桐原議長、田代危機管理専門官、村山都市計画課長、

新開都市計画課係長、元田福祉課長、西岡福祉課係長、

高橋福祉課係長、田上総合政策課係長、松岡地域安全課係長

内容

9月4日の台風第21号において多くのブルーシートをお送りいただいた件のお礼のため、11月8日に熊本県宇土市・熊本市を、翌日に菊池市を順次訪問し、本市から台風の対応について説明と御礼を申し上げ、災害対応についての意見交換を行った。

宇土市には本市から復興支援のため職員を現在も1名派遣しており、また特産品相互取扱協定も締結いただいている関係もあり、9月6日に直接職員の方々でブルーシートや土のう袋を持参いただいた。また熊本地震では、災害ガレキの収集に様々な工夫をされたとのことで大変参考になった。

熊本市は全国青年市長会の会員市であり、本市以外にも多くの会員市にブルーシートを提供いただいた。人口も多く熊本地震の罹災証明の対応に苦慮したということであり、支援制度についても意見交換を行った。また熊本を含め九州は台風が毎年のようにくることから、屋根瓦の積み方などの構造も関西は違っているとご教示いただいた。熊本城の石垣の完全な復旧には30年かかるとのことである。

菊池市は本市も加盟しているGS世代研究会の会員市でもあることから、台風の際には支援の話をいただき有り難かった。また菊池市では震災後に新たな図書館を建築されたということで視察をさせていただいた。他の図書館にない図書を多く揃えており、本の通帳、無人貸出など多彩なサービスが特徴で大変参考になった。

あらためてこの場をお借りし、今回の台風第21号の被害への多大なるご支援に対し、厚く御礼申し上げます。

大津町は熊本地震で大きな被害をうけた自治体であり、発災後の支援活動に本市からも職員が一定期間携わったことから、今回視察をお願いさせていただき、震災からの復興状況についての視察と関係課から経過等について説明を受けることができた。

役場の庁舎については地震で使えない状況となったことから、現在は取り壊してプレハブの仮庁舎を使用し新庁舎を建設中である。住宅関係ではみなし仮説住宅の制度と対応の内容についてご教示いただき、本市での今後の対応の参考とさせていただいた。仮設住宅等の集約化では、災害公営住宅の建設を現在進めており、完成後順次こちらに移ってもらう予定で、住宅関係の復旧にはかなりの期間を要することを教わった。

食糧支援関係では、発災直後の非常食の確保に苦慮した。国のプッシュ型支援は有り難いが様々な問題もあったということで大変参考になった。

その他、支援制度が時間の経過とともに変更となっていくことも多く、対象者が増えたりと事務処理も想像以上の手間がかかることがわかった。

大津町の職員の皆様には通常業務に加え、災害復旧業務も忙しい中にもかかわらず、貴重な時間をいただき、本当にありがとうございました。

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