泉佐野市では、泉佐野市立歴史館いずみさのの管理運営をより効果的・効率的に行い、市民サービスの向上、管理経費の縮減を図ることを目的として、泉佐野市公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例（平成16年泉佐野市条例第26号）第3条に基づき、指定管理者の公募を行い、泉佐野市立歴史館いずみさの指定管理者選定委員会を設置し、選定を行った結果、下記のとおり指定管理者候補者を選定しました。

1 指定管理の対象となる公の施設の名称 泉佐野市立歴史館いずみさの

2 選定経過 令和2年 9月 4日 第1回指定管理者選定委員会（選定基準審査）

令和2年 9月 8日～ 9月23日 応募要項等配布期間

令和2年 9月15日 現地説明会

令和2年 9月10日～ 9月17日 質疑受付期間

令和2年 9月24日 質疑回答日

令和2年 9月29日～10月12日 応募書類の提出期間

令和2年10月27日 第2回指定管理者選定委員会（候補者選定）

3 申請団体 1団体

4 選定方法および選定結果 泉佐野市立歴史館いずみさの指定管理者選定委員会において、選定基準の決定および申請書類の提案内容により審査を実施し、評価を行いました。

（1）選定委員 5名（敬称略） 委員長 長谷 洋一（関西大学教授）

副委員長 八島 弘之（泉佐野市副市長）

委 員 昼馬 義宏（近畿税理士会 泉佐野支部 支部長）

委 員 伊達 仁美（京都芸術大学教授）

委 員 奥 真弥（泉佐野市教育委員会教育長）

（2）選定基準及び採点結果 応募のあった1団体の提案書及びプレゼンテーションを各選定委員が採点後（満点：100点/1名あたり）、5名の選定委員の得点の総合計を算出し、合計得点が満点の60％以上（300点以上）であることを適否のラインとして、応募のあった団体が指定管理者候補者として相応しいかを判断し、選定しました。

採点結果については、別紙の通りです。

（3）指定管理者候補者 名 称 公益財団法人 大阪府文化財センター

住 所 大阪府堺市南区竹城台三丁21番4号

代表者名 理事長 坂井 秀弥

（4）選定委員会経過 第1回選定委員会において、選定の基準並びに採点方法について、確認を行いました。

第2回選定委員会において、応募者のプレゼンテーションと質疑応答を行いました。

その後各委員により採点を実施した結果、公益財団法人大阪府文化財センターが総得点418点となり、適否のラインである満点の60％（300点）以上であることから、公益財団法人大阪府文化財センターを次期指定管理期間（令和3年度～7年度の5年間）の指定管理者候補者として選定いたしました。

※採点結果は、別紙のとおりです。

5 候補者の各委員からの選定理由および意見 【選定理由】

〇経営方針が明確でわかり易い。

〇他機関での実績・経験が充分である。

〇健全な財務状況であり、リスクをカバーできる経営規模である。

〇近年の講演会・講座等参加者の増加の実績を評価した。

〇指定管理者となってからの入館者の増加を評価した。

〇指定管理者として知識・ノウハウが蓄積されている。

〇自主事業について、具体的に計画されており、実績もある。 【候補者への意見】

（1）日本遺産に認定されたことがあまり知られていないので、市内外へのPRに期待

している。効果的でよりインパクトのある広報の方策がほしい。また、SNSの

活用については、より具体的な方策を立てて進めてほしい。

（2）博物館実習や職場体験を積極的に進めてほしい。

（3）歴史を聞きながら散策するような、フィールドワーク的なもの等にも取り組んで

ほしい。

（4）他館連携事業に期待している。学校や団体との連携は大事なので積極的に取り組

んでほしい。日本遺産と関わりの深い地域の学校を中心にしつつ、市内全部の小

中学校に行ってもらうなど、関わりをもってもらうようにしてほしい。

（5）歴史館いずみさのの根幹となるテーマは中世日根荘であるが、それ以上に講演や

特別展などが古文書や中世史に特化していると感じられ、専門性が偏ることが懸

念される。専門が固まらないように、他の分野も発信していくようにしてほしい。

（6）歴史館いずみさのが抱える課題のひとつに民具の整理や保存、収集などがあると

思われるので、民具にも力を入れてほしい。

（7）収支予算書については、重点を置いている部分が分かるよう、より細かい内容の

記載がほしい。

6 指定期間 令和3年4月1日から令和8年3月31日まで

7 指定管理者の指定 令和2年12月泉佐野市定例市議会に泉佐野市立歴史館いずみさのの指定管理者の指定についての議案を上程し、市議会の議決を経た後に候補者を泉佐野市立歴史館いずみさのの指定管理者として正式に指定を行う予定です。