泉佐野市では平成20年3月1日(土曜日)から、戸籍(皆さんの親子関係や親族関係を登録して公に証明する公文書)をコンピュータで処理し、証明書等の交付を行います。
これまで和紙に記録している戸籍事項を、コンピュータで保存・管理することで、戸籍の作成や戸籍証明書の交付の時間が短縮されます。
コンピュータ化により、戸籍事項の記載や記載内容の確認が容易になり、届出から証明書の発行までの処理時間がより早くなります。また、戸籍を紙原本からコンピュータに保存することで、火災などの災害から戸籍情報を守ることができます。
証明書の様式がB4版の縦書きからA4版の横書きに変わります。記載内容も項目別になり、従来の戸籍謄本・抄本に比べて見やすく、わかりやすくなります。
コンピュータ化により本籍地番に枝番がある場合の戸籍・附票の表示方法が、「市場西一丁目295番地の3」から「市場西一丁目295番地3」のように「の」を削除して表記されます。住民票の本籍欄も変更します。
コンピュータ化により戸籍には常用漢字、人名用漢字など漢和辞典に載っている文字(正字)が使用されます。これまでは手書き処理のため、書き癖、くずし字、誤字、略字など正字と異なった字体で登録されている文字がありました。コンピュータ化に際して、こうした文字は、戸籍法上では使用できない文字として、正字で戸籍に記載されます。また、戸籍に基づき、住民票の氏名文字も同様に変わります
注釈 : 今回の文字統一は戸籍表記上の字体を修正するもので、個人の氏名を変更するものではありません。印鑑登録や不動産登記などを変更する必要はありません。
注釈 : 該当する方には、2月初旬に郵送でお知らせしました。 なお、保険証や免許証などの変更手続きをする必要はありませんが、保険証等の表示を希望される方は、次をご覧のうえ、3月3日以降に手続きを行ってください。
(注釈1)市の発行する証明証は、平成20年3月3日以降に市民課及び市民サービスコーナーで無料で必要な方に交付します。
コンピュータ化により戸籍事項のすべてを証明する戸籍の「謄本」は「全部事項証明書」に、戸籍事項の各個人を証明する戸籍の「抄本」は「個人事項証明書」に変わります。なお、証明書の交付手数料は、今までと同じ1通450円です。
コンピュータ化前に使用していた戸籍は、「平成改製原戸籍」として百年間保存されます。コンピュータ化後の新しい戸籍には、婚姻や死亡などで既に除籍された人は記載されません。相続などの手続きでこのような記載のない事項の証明書が必要な場合は、「平成改製原戸籍」(コンピュータ化前の戸籍)をご請求ください。「平成改製原戸籍」の交付手数料は1通750円です。
戸籍に登録されている方が、どこに住んでいるのかを把握するために、戸籍の附票の制度があります。これは、住民基本台帳法に基づいて、全国の市区町村からの通知により住所の異動を記録したものです。戸籍事務に並行してこの附票事務もコンピュータ化されます。コンピュータ化直後の附票には、その時点での現住所だけを記録し、以後、住所の異動を順次追加していきます。
今までの附票原本は、改製された附票(除附票)として、5年間保存されます。証明書の交付手数料は、今までと同じ1通400円です。
従来の証明 | コンピュータ導入後 | |
名称 | 戸籍謄本(全員) | 全部事項証明書 |
名称 | 戸籍抄本(個人) | 個人事項証明書 |
様式 | B4版横長(謄本) | A4版縦長 |
様式 | B5版縦長(抄本) | A4版縦長 |
書式 | 縦書き文章形式 | 項目別横書き |
用紙 | 改ざん防止用紙 | 改ざん防止用紙 |
公印 | 黒色印(電子印) | 黒色印(電子印) |
住民登録が泉佐野市でも、本籍地が泉佐野市にない方は対象になりません。