12歳から15歳までの方の新型コロナワクチン接種について

                                                                                                       (令和4年5月20日更新)

新型コロナワクチン接種は強制ではありません。健康な子どもへのワクチン接種については、メリット(感染拡大予防等)とデメリット(副反応等)を本人と保護者の方が十分理解した上で、接種を受けるかどうかを判断してください。また、何らかの病気で治療を受けている人はかかりつけ医へ相談することをお勧めします。

予防接種は 保護者の署名がなければ受けられません。15歳以下の人に接種する場合には、予診票の署名欄に、保護者の氏名を署名していただく必要があります。

予防接種を受けるには保護者の同伴が必要です。接種後の副反応などを考慮して、より安全に接種が実施されるよう、15歳以下の人の接種には保護者の同伴をお願いすることとしています。保護者の同伴がない場合、原則接種を受けることができません。

保護者が同伴することで、安心して接種が行えることにつながりますので、ご負担をおかけしますが、ご理解の上、ご協力いただきますようお願いいたします。

新型コロナワクチンについて

 現在、日本で接種が進められている新型コロナワクチンは新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。ワクチンの接種を受けた人は受けていない人と比べて新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということがわかっています。ファイザー社製のワクチンの場合で、十分な免疫ができるのは2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされており、発病予防効果は約95%、モデルナ社製のワクチンの場合で、十分な免疫が確認されるのは2回目の接種を受けてから14日以降とされており、発病予防効果は約94%と報告されています。

現時点では感染予防効果は、十分には明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります。

【関連情報】

〇日本小児科学会の見解(2021年11月2日現在)

子どもを新型コロナウイルス感染から守るためには、周囲の成人(子どもに関わる業務従事者等)への新型コロナワクチン(以下、ワクチン)接種が重要です。

重篤な基礎疾患のある子どもへのワクチン接種により、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の重症化を防ぐことが期待されます。

健康な子どもへのワクチン接種には、メリット(感染拡大予防等)とデメリット(副反応等)を本人と養育者が十分理解し、接種前・中・後にきめ細やかな対応が必要です。

【関連情報】

〇ファイザー社、武田/モデルナ社のmRNAワクチンについて

メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンとは、コロナウイルスのスパイクタンパク質(ウイルス がヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。このワクチンを接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体(病原体等に対して及ぼす生物学的な影響を中和して、細胞を防御する抗体)の産生や、細胞性免疫応答(異物を排除する免疫機構の1つ)が誘導されることで、コロナウイルスによる感染症の予防ができると考えられているものです。このタイプのワクチンは、ファイザー社製および武田・モデルナ社製のワクチンがあります。

【関連情報】

本市ホームページ

新型コロナワクチンの副反応について

これらのワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。

これらのワクチンの感染予防効果は、現在、データを蓄積し、研究が進められているところであり、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談しましょう。

なお、まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。

また、その他のワクチン(ノババックス社が開発中のワクチン等)でも、ワクチン接種後に、ワクチン接種と因果関係がないものも含めて、接種部位の痛みや、頭痛・倦怠感・筋肉痛等の症状がみられたことが論文等で報告されています。(詳細は下記資料ををご覧ください。)

〇重度の副反応(アナフィラキシー)について

アナフィラキシーとは薬や食物が身体に入ってから、短時間で起きることのあるアレルギー反応です。じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。

アナフィラキシーは特定のワクチンだけに起きるものではなく、様々な医薬品やワクチンの投与後に報告されています。例えば、インフルエンザワクチン接種後の副反応疑い報告では、因果関係があるかどうか分からないものも含め、1シーズンで、約20件のアナフィラキシーが報告されています。

予防接種後に、息苦しさなどの呼吸器症状がみられれば、接種会場や医療機関で、まず、アドレナリン(エピネフリン)という薬の注射を行います。その後、症状を軽くするために、気管支拡張薬等の吸入や抗ヒスタミン薬、ステロイド薬の点滴や内服なども行います。

接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、予防接種の接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。

ショックやアナフィラキシーが1回目の接種で認められた場合、2回目の接種は受けられません。また、アナフィラキシーの既往や重度のアレルギー症状のある人は1回目の接種前に必ずかかりつけ医にご相談のうえ、接種するかどうか決めてください。

【関連情報】

上記リンク内のワクチン分科会・副反応検討部会の資料に、「死亡例の報告について」や「アナフィラキシーについて」の資料があります。

ワクチンに関連したいじめなどの防止

ワクチンの接種を早く受けている人や、健康状態や体質により接種したくても接種できない人など、様々な人がいます。ワクチンの接種を受けている、受けていないといった理由で周りの人を悪く言ったり、いじめたりすることは、絶対にあってはなりません。皆さんの協力で不当な差別や偏見をなくしましょう。

関連情報】

接種の手続き・予約方法

ファイザー社のワクチンは、満12歳以上の方が対象となるため、12歳の誕生日前日より前に接種はできません。12歳の方の接種券は、誕生月の次月に届くように発送します。

・他の予防接種を受ける場合、新型コロナワクチンの接種前後2週間以上間隔を空ける必要があります。

・予約方法の詳細はこちらへ

その他の情報について

下記の各種情報は本市ホームページ「ワクチン接種に係る判断について」をご参照ください。

・予防接種健康被害救済制度について

・各種問い合わせについて

・新型コロナウイルス感染症の発生状況などの情報について

【関連情報】

お問い合わせ CONTACT

健康推進課 <e-mail:hoken-c@city.izumisano.lg.jp>
電話番号:072-463-1212(内線2311~2318、2361~2364)
FAX番号:072-461-4571