旧向井家住宅は令和3年度の利用再開に向けた準備のため、現在休館しております。
視察・見学等をご希望の方は文化財保護課(電話072-447-6766)までご連絡ください。
泉佐野市は大阪府南部の泉南地域にあり、山間部は和歌山に接し、むかしはたくさんの茅葺き民家が建てられていました。
この住宅もその1つで、この地域の江戸時代の建築様式をよく残す農家です。
土蔵の梁(はり)に享和2(1802)年の墨書があり、主屋(おもや)はその頃に建てられたようです。屋根は茅葺(かやぶ)きで庇(ひさし)には瓦を置き、一番高い棟(むね)には雁振(がんぶり)瓦を乗せています。
間取りはクチノマ、ザシキ、ダイドコ、ナンドの4間で、ダイドコが土間に突き出す「食い違い四間取り(くいちがいよまどり)」で、差鴨居(さしかもい)と桁(けた)との間にもう1つ梁を入れて、天井を高く見せる技法を用いています。
土間には大きなかまどがあり、その天井の小屋組(こやぐみ)は細い竹材で組まれ、太い棟木(むなぎ)で重い屋根を支えています。
〒598-0022 泉佐野市土丸904
(注釈:旧向井家住宅を使用される場合もしくは団体の見学には事前の申込みが必要です)
・南海ウイングバス 犬鳴山行き「水呑地蔵」バス停すぐ
・阪和自動車道 上之郷ICから10分
泉佐野市教育委員会 文化財保護課
電話 072-447-6766 ファックス 072-469-0577
旧向井家住宅は令和3年度の利用再開に向けた準備のため、現在休館しております。
視察・見学等をご希望の方は文化財保護課(電話072-447-6766)までご連絡ください。