健康づくりのこつ じょうずな禁煙

令和2年4月から 新しいたばこのルールがスタートします!

改正健康増進法が、令和2年4月1日から全面施行されます。 下記リンクよりご確認ください。

本人への影響

本人への影響

日本人が命を落とす最大の原因がたばこです。 たばこは、脳卒中・心臓病・悪性新生物・COPD(慢性閉塞肺疾患)など多くの疾患と関係しており、年間約13万人がたばこが原因でなくなっていると報告されています。

周囲への影響

周囲への影響

たばこの煙には5000種類以上の化学物質、70種類の発がん物質が含まれています。日本では、受動喫煙が原因で、脳卒中、虚血性心疾患、肺がん、乳幼児突然死症候群(SIDS)の病気で年間1万5千人が死亡していると推計されています。 受動喫煙による他人に対する危害を防止するためには、マナーにゆだねるだけでなく、社会としてたばこが吸える場所を規制することが必要です。

1.禁煙をしましょう

禁煙に成功しやすい方法

禁煙は自力でも可能ですが、医療機関での禁煙治療や禁煙補助薬を利用すると、ニコチン切れの症状を抑えることが出来るので比較的楽に、しかも自力に比べ3~4倍禁煙に成功しやすくなることが分かっています。自分にあった禁煙方法を選びましょう。

禁煙治療を利用すると

「比較的楽に」「より確実に」「あまりお金をかけず」やめられます

禁煙をすることのメリット

出典 厚生労働省 禁煙支援マニュアル第二版 増補改訂版

自分にあった禁煙方法を選ぼう

自分のタイプから禁煙方法を選びましょう。タイプ別のおすすめの禁煙方法の目安を示しました。自分に合った禁煙方法を選びましょう。

禁煙方法 お勧めのタイプ
医療機関で禁煙治療を受ける

・ニコチン依存度が中程度~高い人

・禁煙する自信がない人

・過去に禁煙して禁断症状が強かった人

・精神疾患等、禁煙が難しい特性がある人

・薬剤の選択等、禁煙にあたって医師の判断を必要とする人

薬局・薬店でニコチンパッチやニコチンガムを使ってやめる

・ニコチン依存度が低い~中程度の人

・禁煙する自信が比較的ある人

・忙しくて医療機関を受診できない人

・健康保険適用の条件を満たさない人

  出典 厚生労働省 禁煙支援マニュアル第二版 増補改訂版

健康保険による禁煙治療

2006年4月からは健康保険で禁煙治療が受けられるようになりました。禁煙治療の保険適応には条件がありますので、受診前にチェックしておきましょう。

受診条件の確認

健康保険で禁煙治療を受けるためには、4つの条件を満たしている必要があります。

・条件1 現在たばこを吸っていて、ただちに禁煙しようと考えている。

・条件2 ニコチン依存症の診断テスト(下表)の結果が5点以である。

・条件3 医療機関で禁煙治療の同意書に署名を求められることに同意する。

・条件4 35歳以上の者については、一日平均喫煙本数×喫煙年数が200以上である。

ニコチン依存症の診断テスト

項目 はい1点 いいえ0点
1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか。    
2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。    
3.禁煙したり本数を減らそうとした時にたばこが欲しくて欲しくてたまらなくなることがありましたか。    
4.禁煙したり本数を減らした時に、次のどれかがありましたか。 (イライラ、神経質、おちつかない、集中しにくい、ゆうつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重増加)    
5.4でうかがった症状を消すために、またたばこを吸い始めることがありましたか。    
6.重い病気にかかった時に、たばこは良くないとわかっているのに吸うことがありましたか。    
7.たばこのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。    
8.たばこのために自分に精神問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。    
9.自分はたばこに依存していると感じることがありましたか。    
10.たばこが吸えないような仕事やつきあいを避ける事が何度かありましたか。    
合計    

   

加熱式たばこなど新型たばこについて

≪加熱式たばこ 現時点での科学的知見について≫
  • 加熱式たばこの主流煙には、紙巻たばこと同程度のニコチンを含む製品もある
  • 加熱式たばこの主流煙に含まれる主要な発がん物質の含有量は、紙巻たばこに比べれば少ない。(現時点で測定できていない化学物質もある)
  • 加熱式たばこの喫煙時の室内におけるニコチン濃度は、紙巻たばこに比べて少ない。
≪現時点での評価≫
  • 加熱式たばこの主流煙に健康影響を与える有害物質が含まれている事は明らかであるが、販売されて間もないこともあり、現時点までに得られた科学的知見では、加熱式タバコの受動喫煙による将来の健康影響を予測することは困難。このため今後も研究や調査を継続していく事が必要。
  • 資料:厚生労働省「加熱式たばこにおける科学的知見」より

禁煙サポート実施医療機関

下記PDFでご確認ください。

2.受動喫煙を防止しましょう

室内及び妊婦・子どもの近くではたばこは吸わないようにしましょう。 歩きたばこはやめましょう。  

3.泉佐野市役所 健康推進課での相談

毎月1回健康相談を実施しています。予約制ですので、事前に電話で健康推進課まで申し込みしてください。(泉佐野市役所 健康推進課:072-463-1212(代) 内線2316)

ご希望の方には、呼気中の一酸化炭素濃度の測定も出来ます。

また、禁煙でサポートが必要な場合には電話相談等にも対応しています。

母子保健事業や特定保健指導・健康教室において禁煙と受動喫煙防止の支援を実施しています。

4.お知らせ

5月31日は世界禁煙デー 5月31日から6月6日は禁煙週間  

厚生労働省禁煙支援マニュアル(第二版)増補改訂版
お問い合わせ CONTACT

健康推進課 <e-mail:hoken-c@city.izumisano.lg.jp>
電話番号:072-463-1212(内線2311~2314、2361~2362)
FAX番号:072-461-4571