泉佐野市立共同浴場指定管理候補者の選定結果について

泉佐野市では、泉佐野市立共同浴場の管理運営をより効果的・効率的に行い、施設の設置目的の達成、市民サービスの向上及び管理運営経費の縮減を図ることを目的として、本市「泉佐野市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例」(平成16年泉佐野市条例第26号)第3条に基づき、指定管理者の公募を行い、泉佐野市立共同浴場指定管理者選定委員会を設置して選定を行った結果、次のとおり指定管理候補者を選定しました。

1 指定管理の対象となる公の施設

(1)泉佐野市立鶴原共同浴場(扇湯)

(2)泉佐野市立樫井共同浴場(旭湯)

2 指定期間

令和5年4月1日から令和10年3月31日まで

3 選定経過

令和4年 9月  5日(月曜日)から 9月13日(火曜日) 募集要項配布期間

令和4年 9月29日(木曜日)から10月 4日(火曜日) 応募書類受付期間

令和4年10月20日(木曜日) 第1回選定委員会(選定基準等審議)

令和4年10月26日(水曜日) 第2回選定委員会(候補者選定)

4 申請団体

(1)泉佐野市立鶴原共同浴場(扇湯) 1団体

        鶴原東町会

(2)泉佐野市立樫井共同浴場(旭湯) 1団体

        泉佐野市南中樫井西町会

5 選定方法及び選定結果

(1)選定委員 5名

委員長     麻生川 敏行(泉佐野市社会福祉協議会会長)

副委員長  八島 弘之 (泉佐野市副市長)

委員        植野 直二郎(泉佐野市人権を守る市民の会会長)

委員        矢野 哲夫 (税理士)

委員        中西 常泰 (泉佐野市民生委員児童委員協議会会長)

(2)審査基準及び配点は(4)のとおり
(3)選定した指定管理の候補者

1.泉佐野市立鶴原共同浴場(扇湯)

   名   称  鶴原東町会

   住   所  泉佐野市鶴原1445番地

   代表者  町会長 松野 彰英

 

2.泉佐野市立樫井共同浴場(旭湯)

   名   称  泉佐野市南中樫井西町会

   住   所  泉佐野市南中樫井476番地の2

   代表者  町会長 竹谷 一人

(4)審査基準及び採点結果(配点含む)

鶴原共同浴場(扇湯)、樫井共同浴場(旭湯)とも応募(申請)団体が1団体であったため、得点(満点500点)が最低基準点(満点の60%)を超えた場合、その団体を指定管理候補者として選定。

1.泉佐野市立鶴原共同浴場(扇湯)
選定の基準 審査項目 採点基準・評価内容 配点 応募者
(A)施設の設置目的に照らし、施設の効用を最大限に発揮するものであること 1.施設の設置目的と管理運営方針について 施設の設置目的・果たすべき役割を理解しているか。市が提示した管理運営の考え方と事業計画が合致しているか。 5点×5人 25点 22点
施設の設置目的を達成するための企画力・独創性・実効性はあるか。 5点×5人 25点 21点
運営理念や方針が当該施設の設置目的から判断し指定管理者として相応しいか。また施設の設置目的を十分理解し、管理運営に熱意・意欲があるか。 10点×5人 50点 43点
(B)
利用者のサービスの向上が図られるものであること
利用者等の声が反映される管理運営を行うものであること
2.サービスを向上させるための方策について 利用者サービスを図る具体的な提案がなされているか。 5点×5人 25点 21点
3.利用者等からの要望の把握について 利用者や周辺住民からの苦情や要望、意見等に対して、適切に把握し対応できる体制等になっているか。 5点×5人 25点 21点
(C)
適正な管理運営業務を安定して行う物的・人的能力及び経済的基礎を有するか、又は確保できる見込みがあること
その他、本施設の管理運営に際して必要な知識、ノウハウ、能力を有していること
4.安定的な運営が可能となる人的能力について 業務遂行に必要な職員体制や人員配置は適切であるか。 5点×5人 25点 22点
業務遂行に必要かつ十分な人材育成、研修体制が講じられているか。 5点×5人 25点 21点
類似施設の実績はあるか。必要な知識・能力を有しているか。 10点×5人 50点 41点
5.安定的な運営が可能となる財政的基盤について 資産、財務状況が健全か。リスクをカバーできる経営規模、事業規模、組織規模か。 5点×5人 25点 21点
(D)
緊急時の対応やリスク等についての対応策が適切であること
その他、本施設の管理運営に際して必要な知識、ノウハウ、能力を有していること
6.地域(他施設)との連携、個人情報保護・情報公開、緊急時の対応、リスク等の対応について 地域、周辺住民、NPO法人等の関係団体等との連携はあるか。 5点×5人 25点 22点
施設の設置目的を達成するための企画力・実効性・独創性はあるか。 5点×5人 25点 21点
個人情報の保護、情報公開の措置が適切になされているか。 5点×5人 25点 20点
危機管理体制が確立されているか。災害時の対応策は充分か。 5点×5人 25点 21点
市とのリスク分担の考え方は充分理解しているか。
管理運営における保険計画は充分か。
(E)
管理運営業務の改善及び経費の縮減が図られるものであること
7.指定管理料 について 価格面での評価 15点×5人 75点 75点
8.収支予算書について 収支予算書は事業計画との整合性が図られているか。実現の可能性はあるか。 10点×5人 50点 40点
合計 100点×5人 500点 432点
2.泉佐野市立樫井共同浴場(旭湯)
選定の基準 審査項目 採点基準・評価内容 配点 応募者
(A)施設の設置目的に照らし、施設の効用を最大限に発揮するものであること 1.施設の設置目的と管理運営方針について 施設の設置目的・果たすべき役割を理解しているか。市が提示した管理運営の考え方と事業計画が合致しているか。 5点×5人 25点 23点
施設の設置目的を達成するための企画力・独創性・実効性はあるか。 5点×5人 25点 22点
運営理念や方針が当該施設の設置目的から判断し指定管理者として相応しいか。また施設の設置目的を十分理解し、管理運営に熱意・意欲があるか。 10点×5人 50点 44点
(B)
利用者のサービスの向上が図られるものであること
利用者等の声が反映される管理運営を行うものであること
2.サービスを向上させるための方策について 利用者サービスを図る具体的な提案がなされているか。 5点×5人 25点 21点
3.利用者等からの要望の把握について 利用者や周辺住民からの苦情や要望、意見等に対して、適切に把握し対応できる体制等になっているか。 5点×5人 25点 20点
(C)
適正な管理運営業務を安定して行う物的・人的能力及び経済的基礎を有するか、又は確保できる見込みがあること
その他、本施設の管理運営に際して必要な知識、ノウハウ、能力を有していること
4.安定的な運営が可能となる人的能力について 業務遂行に必要な職員体制や人員配置は適切であるか。 5点×5人 25点 21点
業務遂行に必要かつ十分な人材育成、研修体制が講じられているか。 5点×5人 25点 21点
類似施設の実績はあるか。必要な知識・能力を有しているか。 10点×5人 50点 42点
5.安定的な運営が可能となる財政的基盤について 資産、財務状況が健全か。リスクをカバーできる経営規模、事業規模、組織規模か。 5点×5人 25点 21点
(D)
緊急時の対応やリスク等についての対応策が適切であること
その他、本施設の管理運営に際して必要な知識、ノウハウ、能力を有していること
6.地域(他施設)との連携、個人情報保護・情報公開、緊急時の対応、リスク等の対応について 地域、周辺住民、NPO法人等の関係団体等との連携はあるか。 5点×5人 25点 22点
施設の設置目的を達成するための企画力・実効性・独創性はあるか。 5点×5人 25点 21点
個人情報の保護、情報公開の措置が適切になされているか。 5点×5人 25点 20点
危機管理体制が確立されているか。災害時の対応策は充分か。 5点×5人 25点 21点
市とのリスク分担の考え方は充分理解しているか。
管理運営における保険計画は充分か。
(E)
管理運営業務の改善及び経費の縮減が図られるものであること
7.指定管理料 について 価格面での評価 15点×5人 75点 75点
8.収支予算書について 収支予算書は事業計画との整合性が図られているか。実現の可能性はあるか。 10点×5人 50点 40点
合計 100点×5人 500点 434点
(5)候補者の選定理由及び意見
1.泉佐野市立鶴原共同浴場(扇湯)の指定管理候補者についての選定理由及び指定管理実施に向けた意見の主なものは、以下のとおりです。

<選定理由>

・運営協議会を設置して自ら客観的に点検・評価することについては、他に例は少なく評価できる。

・46年間運営に関わり続ける歴史の中で、世代が変わっても思い入れや熱意が受け継がれており、長年の運営実績がある団体が運営することでの信頼と安心感がある。

・利用者の要望を的確に把握した、地域の実態を踏まえた取り組みは評価できる。

・「顔の見える対応」ができており、地域コミュニティの拠点として役割を果たしていることは評価できる。

・職員の採用にあたり、高齢者だけではなく障がい者やニートの若者などに幅を広げることは評価できる。

・あらゆる差別をなくすことを実現するために研修に力を注ぐことは評価できる。

・体制の整備及び緊急時の対応に備えての定期的な講習の実施など、危機対応に努めることは評価できる。

・過去収支決算状況は厳しいが、人件費・水道光熱費の値上げ等課題はあるものの概ね安定的な経営に取り組んでいることは評価できる。

・子どもたちへの銭湯体験拡大など、利用者層の拡大に努めることは評価できる。

<意見>

・危機対応に終着点はないため、今後一層の努力を期待する。

・地域にとってなくてはならない施設であり今後も市民の「宝」としての運営に期待する。

・平成30年台風21号の被害で、停電等で一般家庭での入浴ができなくなった際、共同浴場に市民が入浴可能であったといった、災害対策の役割を果たした実績があるため、今後もその役割に期待する。

・利用者を増やすために、これから大人になり次の世代の利用者となっていく子どもたちに利用してもらえるような取り組みに期待する。

・令和5年4月から一部利用料金が引き下げ予定であることは、利用者が増える要素になるため、赤字解消に向けて利用者増をめざしてほしい。

 

2.泉佐野市立樫井共同浴場(旭湯)の指定管理候補者についての選定理由及び指定管理実施に向けた意見の主なものは、以下のとおりです。

<選定理由>

・約95年間の間で、樫井共同浴場を守ってきたことへの自信や誇り、熱意が地域全体で受け継がれており、運営に信頼がおける。

・役員及び関係団体が利用者等の要望を的確に把握し、地域のあらゆる環境改善に努めていることは評価できる。

・こども園と小学校の銭湯体験活動の他、小学生以下は無料デーを毎月設けるなど、先進的で、展望のある取り組みであり、利用者増に向けての検討は評価できる。

・職員の採用にあたり、就職困難層へ配慮する点は評価できる。

・あらゆる差別をなくすことを実現するために研修に力を注ぐ点は評価できる。

・地域の関連施設との連携等を通じて市全体の文化の発展に寄与するという意識は評価できる。

・体制の整備と環境の整備等、緊急時に向けた取り組みを行っており、災害時は避難所として開場するなど防災対策に努めている点は評価できる。

<意見>

・地域における新たな価値を見つけ、利用者の拡大をはかっていくことに期待する。

・危機対応に終わりはないため今後一層の努力を期待する。

・平成30年台風21号の被害で、停電等で一般家庭での入浴ができなくなった際、共同浴場に市民が入浴可能であったといった、災害対策の役割を果たした実績があるため、今後もその役割に期待する。

・災害時の避難所としての役割に期待する。

・令和5年4月から一部利用料金が引き下げ予定であることは、利用者が増える要素になるため、赤字解消に向けて利用者増をめざしてほしい。

6 指定管理者の指定

令和4年12月定例市議会に指定管理者の指定について議案を上程し、議決を経た後、指定管理者としての指定を行う予定です。

お問い合わせ CONTACT
地域共生推進課 <e-mail:kyousei@city.izumisano.lg.jp>
電話番号:072-463-1212(内線2151~2159、2181~2183)
FAX番号:072-463-8600