平成29年6月7日(水曜日)~6月8日(木曜日)東京都

目的

全国市長会議総会、全国青年市長会役員会、無電柱化による安全で美しい地域づくり大会ほか 出席

随行

中口秘書課長

内容

平成29年度全国市長会議の総会に出席した。昨年に続き、本年も安倍内閣総理大臣、高市総務大臣が来賓として出席され、安倍首相は、地方の声に耳を傾け、情報面、人材面、財政面から積極的に支援し、地方創生を加速させ、地方分権改革を着実に進めていくと挨拶された。

議事では、平成28年途中から会長代行として重責を担っていただいた松浦防府市長が今年度の会長に就任された。国への要請決議では、「東日本大震災からの復旧・復興及び福島第一原子力発電所事故への対応に関する決議」、「地震・津波・台風等防災対策及び原子力安全・防災対策の充実強化に関する決議」、「地方創生の推進・分権型社会の実現に関する決議」、「都市税財源の充実強化に関する決議」、「持続可能で安定的な社会保障制度の構築に関する決議」、「参議院選挙制度改革に関する決議」の6件に加え、「土地利用行政のあり方に関する特別提言」も決議された。全国市長会を通じて、様々な問題について国に要望活動を行っている。

午後には、現在副会長という役割を担っている全国青年市長会の役員会に出席。8月の総会に向け、予算・決算、役員体制案、総会開催場所、事業内容等について審議した。その後意見交換会を行った後、勉強会として三菱総研主席研究員の松田智生氏を講師に、日本版CCRC(生涯活躍)の可能性という内容で講演をいただいた。講演中、グループワークも行ったが、若い市長の集まりということもあり、白熱した意見交換が交わされ、良い刺激になった。各市の様々な取組などを知ることもでき今後の施策にも反映させていきたい。

2日目は衆議院第一議員会館大会議室で開催された「無電柱化による安全で美しい地域づくり大会」に出席した。「無電柱化を推進する市区町村長の会」の会長である埼玉県本庄市の吉田信解市長さんをはじめ、来賓として遠藤利明前オリンピック担当大臣、各党代表の国会議員さんが挨拶をされた。

現在、日本国内に電柱は約3,500万本あるそうで、この数は日本国内の桜の本数と同じくらいであり、桜は、国が取り組んで増やそうとしても年間1万本ぐらいしか増やせないことに対し、電柱は無電柱化を推進しているにも関わらず、年間約7万本が増えているとのことであった。

世界の大都市であるロンドン、パリ、香港は無電柱化が100%であるが、日本で無電柱化が最も進んでいる東京でも約5%程度であり、無電柱化を進めていくためには、地中化する電線の低コスト化が大きな課題だと言われていた。

災害時の電柱倒壊など「防災対策」、狭い道路等の「交通安全」、観光立国をめざす上での「景観行政」の3点をみても、無電柱化を進める大きな意義があると感じた。

大会後は場所を移して、石井啓一国土交通大臣に「無電柱化による安全で美しい地域づくりを求める」要望活動を行った。

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