平成31年1月28日(月曜日)熊本県荒尾市
目的
荒尾市における水道事業の包括委託についての行政視察
随行
真瀬水道事業管理者、植野上水道担当理事、峯上下水道総務課長
応対
浅田市長、田上企業管理者、冨安企業局長(兼)総務課長、小宮企業局総務課政策企画係長
内容
荒尾市で実施している「水道事業包括委託」の状況について視察するため訪問した。
荒尾市は、熊本県の北西に位置しており、福岡県に隣接。明治以降、三池炭鉱と関連産業により発展してきたが、現在は観光レジャー施設や商業施設が充実し、大規模な住宅地の形成が進むなど、自然環境と都市機能とのバランスがとれた街である。水道事業においては、平成24年度から県境を越えた福岡県大牟田市と浄水場の共同設置・運営を行う等、積極的に水道事業の広域化と官民連携に取組んでいる。
初めに市役所本庁舎にて包括委託の状況について伺い、その後、浄水施設の配水池と料金窓口等を有するお客様センターを視察した。
「荒尾市水道事業包括委託」は、PFI法に基づいた民間提案制度を採用し、市が経営権を維持しつつ、従来個別に委託していた水道業務を特別目的会社に包括委託する先進的なPPP(Public Private Partnership)事例であった。包括委託することにより、市の公費負担の削減に加え、施設を維持管理してゆくための技術継承の解消効果もみられたとのことである。
今般の水道法の改正により、水道事業の広域化・官民連携が注目される中での先進事例の視察は大変有意義であり、今後の本市水道事業推進の参考としたい。
今回の視察において、種々ご教示いただきました浅田市長、田上企業管理者はじめ、事前調整から当日お世話いただきました企業局の職員の皆様、あらおウォーターサービス株式会社の皆様にお礼申し上げます。

更新日:2021年08月13日