オーガニック給食の実施について
令和6年4月からオーガニック給食を実施しております。
令和6年4月より、SDGsの観点から有機農産物(オーガニック農産物)を使ったオーガニック給食の提供を実施しております。
オーガニック給食とは
有機農産物(オーガニック農産物)を用いた給食のことです。
有機農産物とは
農林水産省では、「化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において、周辺から使用禁止資材が飛来し又は流入しないように必要な措置を講じ、は種又は植付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しないで、組換えDNA技術の利用や放射線照射を行わないことなど、ガイドラインに準拠した「有機農産物の日本農林規格」の基準に従って生産された農産物のことを指すとしています。
この基準に適合した生産が行われていることを第三者機関が検査し、認証された事業者は、「有機JASマーク」を使用し、有機農産物に「有機〇〇」等と表示することができます。逆に、認証を受けていない農産物に「有機〇〇」等の表示を行うことはできません。」としています。
有機農産物を大まかに言うと、
1.農地の土壌の本来の自然の力を発揮させる
2.化学肥料及び化学合成農薬を原則使用しない
3.オーガニックでは使用できない化学合成農薬などが周辺から飛んでこないようにする
4.種・植付け前2年以上化学肥料や化学合成農薬を使用しない
5.組換えDNA技術の利用や放射線照射を行わない
などの基準に従って生産された農産物のこととなります。
まとめると、「農業生産に由来する環境への負荷を出来るだけ低減する農法で生産された農産物」となります。
なお、「有機」と「オーガニック」は同じ意味で用いられています。
本市では、令和6年度から、学校給食の食材の一部に有機農産物を取り入れた学校給食を実施しております。
本市では、令和6年度から、学校給食の食材の一部に有機農産物を取り入れた学校給食を実施しております。
コメはJA大阪泉州さんのご協力により「化学農薬や化学肥料の使用量を通常の半分以下に抑えた大阪エコ農産物」のコメを使用予定ですので、コメは有機農産物とは言えませんが、地元産100%であります。
野菜は、地場産品と有機農産物を適時使用しております。
学校給食のパンは、小学校は週に2回、中学校は週に1回提供しておりますが、この小麦粉を国産有機農産品にして国産有機小麦粉を使用したパンを提供しております。
なお、有機農産物とオーガニック農産物は同じ意味で用いられており、有機農産物を使った給食は一般的にはオーガニック給食と呼ばれることが多いので、有機農産物を使った給食に関してはオーガニック給食と呼ばせていただきます。
有機農産物の調達についてですが、野菜の地場産品がある場合は地場産品を使用し、ない場合は現在も日本全国いろいろな地域から納品されている野菜を、有機農産品に変更する方法で実施しております。
学校給食で使用する食材は全て入札で納品業者を決定していますが、今後も地元青果店や市外の有機農産物小売業者にも有機農産品入札に参加していただくことで、有機農産品を調達いたします。
オーガニック給食につきましては、野菜や加工食品などの給食の内容全てを有機農産物に変える訳ではなく、導入可能な食材を変えて、日々の献立のなかに散りばめるような形で、ほぼ毎日なにかの食材が有機農産物である形でオーガニック給食を実施しております。令和6年4月から8月の実績では、生鮮野菜は5割程度を有機化できております。また9月からは味噌やこしょうなどの調味料も有機化できております。
オーガニック農産物に関する予算につきましては、市補助金を用いて、有機農産物に置き換えた時の差額分を補助する形での実施で、保護者等には負担増は求めません。
学校給食の費用の増加にはなりますが、SDGsの観点からオーガニック給食の提供をしております。
更新日:2024年03月27日