猫が庭などに入らないようにする方法
猫が敷地内に入り、庭先や花壇・畑などにフンや尿をしてしまうのは、その場所が周辺のどの場所よりも快適な場所と認識してしまうからです。しかしながら、猫は飼い猫と野良猫の区別ができないため、猫の駆除や捕獲を行う公的機関はありません。そのため、ご自身で猫のフン尿等の被害対策をしていただくほかありません。
ここでは、そのいくつかの被害軽減対策をご紹介いたします。
◆ 注意事項 ◆
猫は愛護動物ですので、虐待にあたるようなことは絶対に行わないで下さい。法律により処罰されます。また、地域猫活動として地域猫のお世話をしている方々もいらっしゃいます。近隣トラブルのないように、猫よけ対策は必ずご自身の敷地内で行ってください。
忌避剤を使用する
・猫の嫌いな臭いや刺激性によって、猫を近づけにくくする方法です。
・雨や風など時間経過とともにその効果は薄れていきますので、定期的な交換を心がけましょう。
・同じものを使い続けると猫は臭いに慣れて効かなくなります。時々種類を変える必要があります。
・臭いがきついものや色がついてしまうものもある為、事前にご近所の方々にも説明しておきましょう。
対策 | 使用方法・参考事項 等 |
食用酢、木酢液 | 容器に入れるか、スポンジや布に浸みこませて猫の通りそうな通路や風上に設置。 (2倍から10倍程度に水で薄めたものを噴霧する) |
コショウ、カレー粉等の香辛料 | 猫の通り道やフンをする場所に撒く。 |
生ニンニク | ネットに入れて吊るしたり、細かく刻んで通路等に撒く。 |
唐辛子 | 細かく刻むか、粉末状のものを通路に撒く。 |
米のとぎ汁 | フン尿をされる場所等に、とぎ始めの濃い汁を毎日撒く。 |
コーヒー粕、茶殻 | コーヒーを淹れたあとの粕、どくだみ茶等の茶殻を風上や猫の通り道に散布する。 |
みかん等の皮 | みかん等の柑橘系の皮を風上や猫の通り道に撒く。 |
ハーブ等の植物 | 猫の嫌がる香りのするハーブ等(ゼラニウム、レモングラス、ローズマリー、ペパーミント等)を植えるか、鉢植えを猫の通り道に設置する。 |
ハッカ系のもの |
ハッカ系芳香剤、ハッカ系ハーブを通路に設置する。 |
重曹 | 撒いたり、土に混ぜ込むことで猫のにおいを消すことができる。 |
※この他にも、園芸店やホームセンター、ペットショップやスーパーマーケット等で市販品が販売されています。ただし、幼児が誤って食べたり、人体に影響がある場合もあるのでご注意ください。
構造物を利用する
・猫が嫌がるものを置いて、歩きにくい状態にしたり、侵入できないようにする方法です。
対策 | 使用方法・参考事項 等 |
水を撒く | 猫は水でからだ(特に足裏)が濡れるのを嫌う。 |
砂利 | 大きめの砂利を敷き詰める。ただし、防犯砂利等は猫が慣れてしまうと効果がなくなる恐れがあります。 |
枯れ枝 | 球根や種が植えてあるところに敷き詰めると、掘り返されにくくなる。 |
とげとげシート | 園芸店やホームセンター等で販売されている。前面に敷き詰めなくても、飛び越えられない幅に敷けばよい。塀の上に敷き詰めることも有効。 |
アルミホイル | 踏むと音が鳴るので嫌がる。感触を嫌うとも言われている。 |
目の細かい網 | 敷くと爪が引っ掛かりやすくなり歩きにくい。 |
ネットや柵 | 乗り越えられない高さ(2メートル程)の網、柵で囲うか侵入路を塞ぐ。 |
※水を入れたペットボトルを設置する方法は、火災の原因となるおそれがありますのでご注意ください。
猫がやってきた時に追い払う方法
・猫は愛玩動物ですので、虐待にあたるような行為で追い払うことは絶対に行わないでください。
対策 | 使用方法・参考事項 等 |
水鉄砲 | からだが水で濡れることを嫌う性質を利用する。ただし、人がやっていることがわかると不在時に侵入するようになるので、見つからないように隠れて行う必要がある。 |
ブザー | 遠隔操作式やセンサー式のものがある。猫が通過する時に鳴らすと警戒して近寄らなくなる。 |
超音波機器 |
センサー感知式で猫が嫌がる超音波を発生させる。人によっては気分が悪くなったり、頭痛を起こすことがあります。設置場所や方向にご配慮ください。 ※猫の個体差により、反応が鈍い場合がある。また、だんだんと猫が慣れてしまう場合もあり、費用対効果を考える必要あり。 |
変動超音波式ネコ被害軽減器の貸出について
環境衛生課において、試用として2週間程度、貸出申し込みを受付しております。台数に限りがありますので、貸出を希望される場合は事前にご相談ください。
詳しくは、環境衛生課までお問い合わせください。
更新日:2024年02月01日