泉佐野市文化財保存活用地域計画の認定について

「泉佐野市文化財保存活用地域計画」は、令和3年7月16日(金曜日)に開催された国の文化審議会において文化庁長官に答申され、同日に文化庁長官の認定を受けました。

 

作成の目的

泉佐野市では、令和元年度に学識経験者・文化財所有者・地域住民・関係団体・行政関係者から構成される泉佐野市文化財保存活用地域計画策定協議会を発足、平成31年に策定した「泉佐野市歴史文化基本構想」をより具体的な措置を展開し、地域活性化や観光振興に質する歴史文化資源(指定登録文化財や日本遺産等)を活かしたまちづくりを進めるための審議を重ね、泉佐野市文化財保護審議会やパブリックコメントでの意見聴取を経て、本計画を作成いたしました。

 

本計画の特徴

本市に所在する様々な歴史文化資源を歴史的・文化的・地理的な関連性に基づき、相互に関連性のある一定のまとまりとして整理し、4つの「関連文化財群」を設定しました。

海が育む職能・伝統により形成されてきた関連文化財群では、豪商食野・唐金家の北前船船主を輩出した佐野町場(日本遺産)を、樫井川と街道沿いにおいて形成されてきた関連文化財群では、重要文化財奥家住宅と樫井城跡や大坂夏の陣樫井合戦、土丸・雨山城を、中世荘園により形成されてきた関連文化財群では、国史跡日根荘遺跡、重要文化的景観「日根荘大木の農村景観」とそれらをストーリーにした日本遺産日根荘の風景を、山の暮らしと信仰により形成されてきた関連文化財群では、大木地区、犬鳴山七宝瀧寺、日本遺産葛城修験を中心に歴史文化の特徴を抽出し、事業効果をより高めるため、3つの日本遺産とも包括して重点的に実施する計54の措置(実施計画)を明確にしました。

 

計画期間

令和3年度(2021)認定後から令和10年度(2028)までの8年間

 

計画書ダウンロード