ひとを豊かに育むまちづくり《子育て・教育》

子ども・子育て

国のこども大綱を勘案した「(仮称)いずみさのこども計画」を策定し、国のめざす最重要施策である「異次元の少子化対策」も念頭に置きながら、「子育てのまち いずみさの」の実現に向けて、こども・子育て施策の充実に努めてまいります。

「泉佐野市こども基本条例」の普及・啓発とともに、こどもの権利が尊重され、こどもが成長段階に応じて、自ら学び、健やかに育ち、社会のなかで生きる力を身につけることにより、安全・安心に生活が送れるよう必要な支援に努めてまいります。

家庭と地域における子育て支援につきましては、子育て中の親子が気軽に 集え、子育ての相談ができる相互交流の場として、地域子育て支援センター及び分館に加え、各中学校区に子育て支援拠点の設置をめざしてまいります。

教育・保育の充実につきましては、市独自施策である就学前施設の給食費 無償化、第2子の保育料無償化を実施し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るとともに、待機児童が発生しないよう定員確保に努めてまいります。また、「保育士等就労サポート給付金」及び永年勤続表彰者に対する地域ポイント「さのぽ」の付与等により、保育士等の人材確保及び離職防止に努めてまいります。 留守家庭児童会につきましても待機児童が発生しないよう、施設スペースの確保、維持管理に努めるとともに、生活や遊びの場の提供、適切な指導により、保護者が安心して仕事と子育ての両立ができるよう、保護者のニーズに寄り添った支援に努めてまいります。

児童発達支援センターにつきましては、施設・設備の老朽化に伴う、令和9年度中の移転開設に向け、今年度、建物の新築工事に係る基本設計を行い、支援を受けるこどもとその家族が安全・安心に利用できる施設として新たに整備してまいります。

こどもの貧困対策につきましては、小学校で朝食を提供する「こども朝食堂」の取り組みを一層推進し、こどもの成長と学習を支援してまいります。また、昨年度実施した「子どもの生活に関する実態調査」及び「ヤングケアラー実態調査」の結果を踏まえ、支援の充実を図ってまいります。

ひとり親家庭への支援につきましては、養育費受け取り支援制度等の周知を図り、経済的な安定と自立促進の支援に努めてまいります。

少子化対策につきましては、恋愛・結婚を希望する若者に対して安全・安心な出会いの場を提供する出会いの機会創出事業と結婚新生活支援事業の取り組みを推進し、結婚から子育て期までの支援の充実を図ってまいります。

妊娠期から出産・子育て期にわたる支援につきましては、4月に設置するこども未来センターを中心とした包括的な相談支援体制を構築するとともに、誰もが安心して出産・子育てができる施策の充実に努めてまいります。

学校教育

学力向上につきましては、自分を知り、自律できる力を育むために「マイ ノート」を活用し、非認知能力を高めるための取り組みを進めてまいります。

少人数学級等の編成につきましては、「小学校35人学級」「小中学校支援学級在籍児童生徒を含めた45人未満学級」「小学校における支援学級在籍者を含めた通常学級学習者40人以上となる学級」に対し、きめ細かな指導充実のために市費講師を配置するとともに、「中学校35人学級編成」についても、必要な講師を段階的に市費により配置してまいります。

外国語教育・国際理解教育につきましては、英語でのコミュニケーション力向上のために、英語資格・検定試験受検及びAI搭載英語学習システム提供への補助に引き続き取り組んでまいります。また、本市の国際化を担う人材を育成するため、オーストラリア・クィーンズランド州サンシャインコーストやベトナム社会主義共和国ビンディン省との交流事業を継続してまいります。

長期欠席・不登校への対策、教育機会の確保につきましては、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等の専門家、家庭の教育機能総合支援指導員や子ども家庭アドバイザー等の支援人材と協働し、心のケアと家庭支援に努めるとともに、教育支援センターの充実と不登校児童生徒の居場所となっているフリースクールの安定的かつ持続的な運営及び活動を支援してまいります。また、学校教育以外の場においても、子どもたちの夢や希望を叶えて自己実現と社会的自立を図っていくために、塾代等助成事業におきまして、学習塾、習いごと及びフリースクール利用料の助成を行い、教育機会の確保及び保護者負担の軽減に努めてまいります。

就学援助につきましては、経済的理由によって、就学が困難と認められる児童生徒の対象範囲を拡大してまいります。

支援教育につきましては、障がいのある子と障がいのない子が可能な限り同じ場でともに学ぶインクルーシブ教育を推進してまいります。

ICTにつきましては、支援人材を派遣し、パソコン・タブレット端末を有効的に活用し教育DXを推進してまいります。

本年4月に開設する佐野中学校夜間学級(夜間中学)につきましては、様々な理由により義務教育の機会の提供を必要とする人などが学ぶことができるよう努めてまいります。

学校施設につきましては、安全・安心で豊かな教育環境の維持・向上に向けた取り組みを継続してまいります。

児童・生徒の読書環境を整えるため、4カ年計画で全小中学校に導入を進めております、貸出・返却が容易にでき、本の蔵書管理を的確に行える「学校図書館システム」につきましては、今年度は第三小学校、北中小学校、末広小学校、大木小学校、第三中学校の5校の学校図書館を整備してまいります。

年次的に実施してきたトイレの洋式化につきましては、第二小学校、長坂小学校、日根野小学校、日根野中学校の4校でトイレの洋式化を進めてまいります。夏季における熱中症対策のため、小学校へボトル給水型冷水器を設置してまいります。併せて、昨年度に引き続き、学校教育に支障のない範囲で施設開放の拡大を図るため、中学校グラウンドへの夜間照明の設置を進めることとし、今年度は日根野中学校に夜間照明を設置いたします。

学校給食につきましては、給食費は物価高騰対策等として実施してきた無償化を今年度も継続し、安全・安心な給食の提供はもとより、児童・生徒からの応募献立の活用のほか、魅力のある美味しい給食を提供することにより、引き続き食品ロスの削減に努めるとともに、SDGsの観点から、有機農産物を使った給食の提供を開始いたします。

また、小学校の学校給食センターにつきましては、施設・設備の老朽化に伴い建替えを進めてまいりましたが、食育指導の推進や質の高い安全・安心な給食の提供を目的に、自校方式及び親子方式により、給食調理室の建設に向けて着手してまいります。今年度は、第二小学校、北中小学校及び末広小学校において実施設計・地質調査を実施してまいります。

スポーツや文化活動を通じ、地域住民の交流の場として、学校が地域コミュニティや生涯スポーツの拠点となるよう、学校開放事業を引き続き推進してまいります。

生涯学習・スポーツ

市民一人ひとりが個性と能力を伸ばし、生きがいのある充実した生活をおくることができるよう、「いつでも」「どこでも」「だれでも」学べるまちづくりを推進してまいります。

すべての中学校区に設置が完了した公民館を活用し、ボランティア講師を活用した各種講座の開催をはじめ、各施設登録クラブの育成や支援を行うことで、市民の自主的な学習機会の提供に努めるとともに、人と人とが繋がりあえる環境づくりに努めてまいります。

図書館につきましては、「泉佐野市民の心と知識を豊かにする読書活動推進条例」を基に、人と本・人と人とが触れ合う機会を創出し、読書活動の推進に取り組んでまいります。

市立図書館と学校図書館の連携につきましては、市立中央図書館内に「学校図書館支援センター」を開設し、市立図書館と学校図書館の連携、学校図書館の利便性の向上を図れる環境を整えてまいります。

スポーツの推進につきましては、日本体育大学との連携やスポーツ大使の活用、トップアスリートによる講演会など、市民がスポーツに関心をもち、継続的にスポーツを楽しむことで、生涯にわたり体力の向上と健康増進を図ることができるよう取り組む一方、各種スポーツ団体との連携を密にし、スポーツ振興事業の充実と指導者の育成に努めてまいります。

また、スポーツを通じて青少年の心身の健全な育成に資する活動を行っている各種スポーツ団体に対し、支援を行ってまいります。

スポーツ施設につきましては、長滝テニスコートのトイレ建替工事及び市民総合体育館のスポーツ器具等の更新を行うなど、利便性の向上とともに市民が安全で快適に施設を利用できるよう、スポーツ環境の整備を図ってまいります。

観光、国際化、産業、雇用・労働

地域共助・地域コミュニティ、人権・多文化共生

地域福祉、高齢者福祉、障害者福祉、健康・医療

消防・防災、環境衛生・環境保全、廃棄物処理、生活安全

道路・交通、公園・緑地、上下水道、住宅、市街地整備

挑戦的な自治体経営、財政基盤の確立、進行管理